代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に行ってきました。
秋福音は、「コーヒーをいれるまでを音楽にする」というおもしろいグループ。
豆がホーローの入れ物に入れられるカランカランという音、
その豆をひくガリガリという音、
食器がカチャカチャとふれあう音、
お湯がコポコポとわき、できあがったコーヒーがカップへとそそがれる音。
それに、ギターやベース、ピアノ、サックス、ハーモニカ、パーカッション、
おもちゃの楽器や人の声、お皿や薬缶をたたいて出る音、
ボールが床に落ちて弾む音などが多彩に交わります。
コーヒーをいれる、というとても日常的な光景・音の再現、
それに、ほかの音がいくえにも重なり醸し出される雰囲気は、
プロジェクターで映し出される映像ともあいまって、とても幻想的でもあります。
深い森かどかかへ迷い込んでいくような・・・。
なんとも、耳と目、そして途中からは鼻も話せなくなる時間でした。


最後には、できあがったコーヒーがお客さんにふるまわれます。
秋福音は、こういったライブハウスだけではなく、
カフェやギャラリーなどでも演奏をしているようです。
また、メンバーや使われる楽器(もの)も固定ではなく、
そのときどきよって、演奏もまったくちがったものになるそうです。
また別の場所、別の気分で聴きに行くのもおもしろそうです。

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