2009年1月17日土曜日

Neo Tropicalia / Daido Moriyama and Miguel Rio Branco Photographic Exhibition @ MOT

寒い。10℃ないと、やはりとても寒く感じます。
そんななか、夏まっ盛り、南半球の国・ブラジルのアートを見に、
「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展と
「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ写真展」の最終日に行ってきました。
会場は、清澄白河の東京都現代美術館。

今回、とくに印象的だったのは「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ写真展」のほうです。
森山大道がサンパウロで、ミゲル・リオ=ブランコが東京でそれぞれ写真を撮っています。

森山大道がレンズを向けているのは、サンパウロの街の「そこにいる人々」。
そして、モノクロの写真に写っているのは、「そこにある光景」。
そんな写真群からは、なぜか「昭和時代」という言葉が連想される
雰囲気というか、においのようなものを感じました。

一方のミゲル・リオ=ブランコの写真も、
東京という都市の日常的な存在を写してはいるのですが、
それらはどれも鮮やかで、毒々しさを感じるほど。
ふだんの生活に何げなく存在しているものを、
こんなにもどぎつく、ズキっとするような感覚で映し出すなんて、
と驚きと少しショックをおぼえたほどでした。

そんな作品群が100点ほど。
けっこう、見ごたえがありました。
最終日、見に行くことができてよかったです。

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